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2022年12月11日 (日)

【書籍】『ブラック・リバー』読破

 「S・M・ハルス」著、元刑務官の60歳男性・・・その物語を描いた作品です。

「創元推理文庫」だし、ミステリかサスペンスかと思ったのですが・・・前述の男性における苦難の時期、そして新たに直面した苦難を描いた人生の物語でした。

 正直、何か衝撃的な謎や展開がある事を期待して読み始めたので、その目論見からは大きく外れた結果になりました。

ただ、読んだ時の私自身の状況が影響しているのかもしれませんが(ここ忙しくてグッタリ、諸々疲弊)、まだまだ頑張っていこう(大分、陳腐ですが)、とインパクトを与えてくれた点は良かったと感じています。

 各種視点が変わる作品ですが、過去の刑務所での暴動、そしてその時に負った・・・がベースとなっているだけに暗い内容が続いて、読むスピードが鈍るのではと懸念したのですが、杞憂でした。

 なんだろう、次を次をという訳ではないのですが、スラスラと彼、彼女の視点に入り読み進めてしまう。

読んで、触れてみて、やっと本作の独特の魅力が分かりました。

(記:スッタコ小僧)

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