【書籍】『水車館の殺人』再読
「綾辻行人」著、館シリーズの第二弾、"新本格”推理小説です。
~謎は軽めですが、その伏線&フェア精神から"純粋"に論理パズル(推理パズル)が楽しめる作品です。~
まあ、その"純粋"さが「横溝正史」等が好きな場合、何となく物足りないのですが。
何故なのだろう、悪天候と道崩落により孤立した館での連続殺人、仮面の館主、塔で暮らす美しい女性などなど、【雰囲気】作りはバッチリなのですが。。。舞台が日本&日本人でイメージできてしまう、イメージが偏ってしまうからでしょうか。
事件が発生した過去と現在を交互に記載して、1年前の真相に迫る内容・・・期待していた推理パズルは十分に楽しめました、再読なので途中からは伏線探しがメインとなっていましたが、昔に読んだ時の印象(評価というか受けた感銘?)とズレがなかったのには驚きました。
前回の『十角館の殺人』もそうだったのだけど、なんでだろう、初読と再読との期間がここまで空いているのに。
ちょっとネガティブな記載となりますが、「色褪せない」というより、元々受けた印象がそれ程「色鮮やか」でなかった事から、変わらないが正直な感想です。
本当に謎。推理パズル的には本当に完成度が高いと感じさせるのに・・・本作を初読していた時、私は一体、どんな作品を読んでいたのだろう。
・水車館の殺人
・迷路館の殺人
・人形館の殺人
・時計館の殺人
・黒猫館の殺人
・暗黒館の殺人
(記:スッタコ小僧)
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