【書籍】『ポジオリ教授の事件簿』読破
「T・S・ストリブリング」著、心理探偵「ポジオリ」教授と教授の活躍を執筆する作家"私"が織りなすミステリー、短編集です。
~うーん、知らなかった探偵さん。でも、別に知らなくても良かったかな。~
紹介文より大分期待して、まあ古典?の部類にも入ると思ったので類似トリックや謎を他作品で先に読んでしまい、早めに真相に辿り着くのもやむ得ないかな・・・で、読み始めたのですが。。。
まあ、類似は思いつかないです、それだけ特色というか特徴が・・・あるのか?。
正直、教授が説明する心理的手法により推測や発言が、「ピンッ」と来ないのですよ。心理学について詳しくないので、正解か不正解は分かりませんが、分からないなら分からないなりに納得させる文章というか嵌る事例説明があっても良いのですが・・・嵌らん。
~なので、教授の推理が「全て当てずっぽう」で、どうにも有名な探偵さんには感じられない。~
新たな名探偵に出逢えるのでは─と楽しみにして手にとった身にはキツイ。
ただ、全編を通して社会、また探偵にも"皮肉"というか"風刺"を効かせた内容だけに、教授の探偵ぶりに対して前述の感想を抱かせる事自体、著者の狙い通りだったのかもしれません。
最後に収録作タイトルを。
・警察署長の秘密
・靴下と時計の謎
・ジャラッキ伯爵、釣りに行く
・ジャラッキ伯爵への手紙
・八十一番目の標石
・七人の自殺者
・真昼の冒険
・個人広告の秘密
・塗りかけの家
・ポジオリと逃亡者
・電話漁師
(記:スッタコ小僧)
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