【書籍】『カタリーナ・コード 警部ヴィスティング』読破
「ヨルン・リーエル・ホルスト」著、老─いや大ベテラン警部が活躍するミステリ、シリーズ第十二作目です。
~本作がシリーズ初でも安心(というか、本作以外も邦訳されているのは第八作目らしいので。~
あまりシリーズ色がなく、私は巻末の解説を読むまで本作がシリーズ初作品かと思ったぐらいです。
また、サブタイトル(警部ヴィスティング)をきちんと認識しておらず、またどうも北欧、馴染みのない名前からか、最初に昔の事件資料を見直している老刑事、まさか主人公とは思わなかったぐらいです。
~派手さはないけど、本作、うまく映像化したら凄い作品なんだろうなぁ。~
大きな展開というか、トリックとか、衝撃がある作品ではないのです・・・ただ、なんだろう、描き方、展開が良いのかズシンと響く作品です。
実写でうまく描かれたら・・・うーん、一本保持しておきたい刑事物になるかも。(SF、特撮映画に偏り気味の私ですら。)
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突然、姿を消した「カタリーナ」夫人。その机の上には、数字が記載された紙が。。。
そのコード(暗号)と資料を取り出しては、解決できなかった事件に想いを馳せる警部「ヴィスティング」。
失踪した夫人の夫とも個人的に付き合うようになり、数年あった今、更に昔の事件に紐づき新たな展開を迎える!!
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暗号は堅苦しく考えなくても大丈夫、出てくる人々、秘められた真相に向かい、ドキドキの読書が待っています。
北欧ミステリ・・・ハードというか、少しダークな点ばかりでの印象がありましたが、本作でその見方が変わりました。
確かに色々なミステリが発展したミステリ大国!!、また楽しみな著者が増えました。
(記:スッタコ小僧)
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