【書籍】『ありふれた祈り』読破
「ウィリアム・ケント・クルーガー」著、アメリカの昔、そして少年時代のノスタルジー溢れたミステリー作品です。
~ただ、展開と真相についての"既視感"はいただけない。。。~
面白かったですよ、そして前述の風味が効いて、懐かしくて。(舞台となっている国、アメリカ人だったら、もっとだけど。)
事件の真相も、"この手"の内容(結末)にあまり触れてきていなかったら、確かに衝撃的、驚きで各賞を受賞したのも頷けます。
ただ私にとっては、「あれっ、本作、再読だっけ。」と勘違いしそうになる程、早い段階で事件の裏と真相に辿り着いてしまったミステリー部分・・・そこが唯一の欠点でした。
推理小説としては前述の欠点は致命的なのですが、本作はその"謎"以外、事件怒涛のように展開する後半までの"流れ"に読み応えがあるので、まあ、全体的には良い読書だったなぁ、との感想です。
電車での移動時に読み終えようとしていたのですが足りず、帰宅してから(BGMを聞きながら)、一気に最後まで読み進められた作品でした。
~やはりそのお国の人だったら、相当に色々と思い出し、考えされされ、懐かしくて苦い・・・とても印象に残る作品といった事が日本人の私にも強烈に伝わってきた内容でした。~
(記:スッタコ小僧)
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