【書籍】『ファイアマン』読破
「ジョー・ヒル」著、人体発火の感染病が蔓延したまさに終末・・・SFサバイバル作品です。
~感染した一人の看護師の女性・・・しかも妊婦の視点で描いた点は目新しいが、炎を操る力、閉鎖コミュニティ問題、感染者を狩る人々─と言った点は、既出で経験済み。なので、読み応えはあり、確かに面白かったけど、「この一冊!!」にはなれなかったかな。~
つい最近、「ジョン・ウィンダム」さんの『トリフィド時代 食人植物の恐怖』を読んで、その影響で映画『28日後...』などの記憶も呼び起こしていたので。
まあ、視点が影響したのか最大の敵が・・・〇では、ちょっと役不足だったかなぁ、とも思いました。
でも、その視点を無くしてしまうと、本作ならではの持ち味が薄れてしまうし、難しい所ですね。
エンタメ作品か・・・もう少しホラーかSF感が個人的には欲しいと感じました。
感染して自分自身が燃えてしまう恐怖・・・そういった点のゾクゾク感が主人公の「ハーパー」女史が子供の為に"生きる"と決意の表れなんでしょうけど、その辺の恐怖が(ストーリーの展開もあるけど)早々にあっさり無くなってしまう点がね。
感染者狩りの恐怖があるけど、どうも銃社会でないせいか、またはドンパチ映画/ゲームの影響か背筋が凍るといった震えに繋がらない。。。
映画化が進められているという事ですが、確かにアクション・怒涛の展開・・・映像的には楽しめそうなエンタメ作品かと思います。(悪い意味ではなく。)
(記:スッタコ小僧)
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