【書籍】『狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選』読破
「H・P・ラヴクラフト」著、まさに伝説─怪奇小説です。
~本でなければ、手記や口述の形式でなければ、この怖さは味わえない・・・~
クトゥルー神話を"モチーフ"にした作品は多数あれど、流石に映像化はできない・・・。
視覚では感じる事のできない、この読んでいてゾクゾクする感が、本作がここまで語り継がれている作品の証明です。
推理小説でもホラーでも、本当は"明確な解決というか解明"がないと、どうにも納得がいかない性分なのですが、何故だろう、本作は許容できる。。。
それだけ、作品内に漂う雰囲気に説得感があるんだろうなぁ。
本当に吃驚しました。
以前に『インスマスの影 クトゥルー神話傑作選』が予想以上に良かった事から、今回も手を伸ばしたのですが、予想を違わない面白さを提供してくれました。
・ランドルフ・カーターの陳述
・ピックマンのモデル
・エーリッヒ・ツァンの音楽
・猟犬
・ダゴン
・祝祭
・狂気の山脈にて
・時間からの影
表題の「狂気の山脈にて」が中編、一番長くて、そしても読み応え、ブルブル感が堪らない作品です。
次に「時間からの影」も少し長く、後は短いながらも、やはり印象に残る怪奇、怪奇作品です。
(記:スッタコ小僧)
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