【書籍】『フランス白粉の秘密』再読
「エラリー・クイーン」著、推理作家「エラリー」とその父親「クィーン警視」が活躍する本格推理小説です。(若干の警察小説風味含む)
いやぁ、再読ですが、中身全然、憶えていなかったです。
なので、事件内容および真相を含め、とても新鮮な気持ちで楽しめました。
~悪い意味で言うと昔に読んだ時に、印象に残らなかったから~
なのですが。
おそらく昔は、読んだ時期が悪かったと思います。
驚愕のトリック、意外な犯人、おどろおどろしい事件舞台・・・などに大いに浸っていた時期だったのでしょう、それと比較すると本作は以下の通り。
舞台は、現代デパート。死体はショーウィンドウで発見されるセンセーショナルな部分はあるも、銃殺。
事件は2~3日で解決するスピードで、各捜査詳細が語られて、「さて、犯人は登場人物の中の誰。当てずっぽうではなく、論理的に説明せよ!!」─ですもの。
今、読むとこの理詰め、理詰めの推理が楽しい・・・と感じる部分があるも、おそらく前述の"病"に罹っていた頃は、「なんだこの長ったらしい、まだるっこしい推理/演説は・・・」と戸惑っていたことでしょう。
~いやぁ、でも本当に国名シリーズ、読み直してみて良かった。~
謎解き、読者への挑戦、とても楽しめています。今後のシリーズ再読も楽しみで仕方がありません。
(記:スッタコ小僧)
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