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2013年5月 1日 (水)

【書籍】『水滸伝 一 曙光の章』読破

 「北方謙三(きたかた・けんぞう)」著、まさに「北方」版【水滸伝】です。
『水滸伝』はどなたの作品か忘れましたが、一冊で梁山泊へ集まる所まで描いた作品と108人のプロフィール本のみ読んだ事がありました。
『三国志』と異なり、正直、全く「嵌り」ませんでした。
ただ、「北方謙三」が描く『水滸伝』は違う──と聞いていた事から、文庫版で読んでみようと手を伸ばしました。

~なるほど、こりゃ、面白い!!。~

 第一巻目は、「北方」版の読み所の一つである「戦記部分の描写」があまりありませんが、「北方」版が何故、面白いのかを存分に味あわせてくれます。
奔放なアウトローから、現代のヒーローに近い"漢(おとこ)"に近づけており、こうして欲しい、こうあって欲しいを実現してくれています。
今まで、全く疎遠だった登場人物達が「ググッ」と近づいた、いや、迫ってきた感じです。
うまい具合に焦点&広範囲での人物描写を実施してくれている・・・・・・本作では、「豹子頭(ひょうしとう):林冲(りんちゅう)」の苦難が描かれています。

これはどんどん読み進めてしまう、しかも冊数もかなりある為、存分に楽しめそうです。

ただ、一つの懸念事項は、本作の印象が強くて、今後、『水滸伝』絡みの各種ジャンルの作品に触れた時、その違いが「許せなくなってしまう」のではと心配です。(「北方版」、「北方版」と言い聞かせましょう。)

(記:スッタコ小僧)

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