【書籍】『ゴーグル男の怪』読破
「島田荘司」著、著者の描くシリーズ名探偵や刑事は出てきませんが、なかなか"読み応え"のある【推理小説】です。
~~ただし、"読み応え"があったのは推理面ではなく、扱っている社会問題点ですが。~~
原発関連の施設、作業員を描いている・・・・・・著者、扱うのが早いなぁ。
(早いと思ったのは、単に私が色々な人の最新作をあまり読んでいないので、あくまで私の主観です。)
事件は、タバコ屋のおばあさんが殺害されるという内容です。
事件発生時に現場周辺、また現場で見かけられた「ゴーグル」をかけた奇妙な男・・・・・。
ゴーグルの中身は皮膚が赤く爛れていたとの証言もあり。
読者の方は、"ゴーグル男"の視点も描かれている為、オドロオドロしい雰囲気は感じません。
現場に残されていた上端が蛍光ペンにてマークされている五千円札の謎もありますが、事件の真相を含めて、いまいち迫力不足です。
それゆえに、著者お抱えの"名探偵/刑事"達の出番がなかったのではとも、思いました。
(記:スッタコ小僧)
« 【書籍】『黄昏の岸 暁の天 十二国記』読破 | トップページ | 【書籍】『祝もものき事務所3』読破 »
コメント