【書籍】『法王の身代金』読破
「ジョン・クリアリー」著、想定外・手違いの連続により意図しない方向へ転がる"男達"を描いた【サスペンス】小説です。
「ヴァチカン」の宝物を盗む計画を立てた男達が、予期しない早期の決行、失敗、そして、なんと居合わせてしまった「法王」を誘拐してしまうという展開となっています。
盗品売買で大金を得る代わりに身代金にて、その金を手にしようと画策する犯人達でしたが、そこにイレギュラーな人物が絡んできて、事件は"カオス"状態へ。
果たして、事件はどんな顛末を迎えるのか、展開と結末に興味を惹かせ、読む進ませる作品となっています。
出来の良い【サスペンス】モノを読んでいたり、見ていれば、展開&結末共に新鮮味は感じません。
(当時[1970年代]や、色々な作品に触れていない初期にて本作に出遭えば、感想は異なると思いますが。)
それでも"最後まで読ませた"のは、著者の筆力のなせる技なのでしょう。
昔懐かしの字がびっちり詰まった文庫本で、もっと読み終わるのに時間がかかるかなと思っていたら、「次を、次を」と意外に早く読み終わりました。
(記:スッタコ小僧)
« 【映画】『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を見た | トップページ | 【映画】『アローン・イン・ザ・ダーク』を見た »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『ギデオン─第九王家の騎士─』読破(2023.02.05)
- 【書籍】『ピクニック・アット・ハンギングロック』読破(2023.02.05)
- 【書籍】『天使たちの課外活動9 極光(オーロラ)城の魔法使い』読破(2023.02.05)
- 【書籍】『人形館の殺人』再読(2023.01.28)
- 【書籍】『ロボット・イン・ザ・ガーデン』読破(2023.01.28)
« 【映画】『世界侵略:ロサンゼルス決戦』を見た | トップページ | 【映画】『アローン・イン・ザ・ダーク』を見た »
コメント