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2012年5月 4日 (金)

【書籍】『びっくり館の殺人』読破

 「綾辻行人(あやつじ・ゆきと)」著、少年少女向けに書かれた館シリーズ第8弾、【推理小説】です。
少年少女向けに書かれた影響か、ハードカバー版は無駄に大きく、中身の字も大きかったので、読むのを控えていました。
手近に読む本がなくなって、本屋に行った時に文庫本となっていたので、手に取りました。
(館シリーズの最新巻が出たのも影響しているかな。最新巻を読む前に読んでおこう、と。)

 最近の館シリーズ(特に『暗黒館の殺人』)で、良い印象を持っている作品がなかったので、今作が良ければ、最新巻を読もうと思っていたのですが・・・・・・。

~やっちまったなぁ。~

 全く"館"シリーズの良さが見られない作品です。(タイトルの「びっくり館」もあまり活きていない。)
私見ですが、"館"シリーズの魅力といえば(全部が全部でないのですが)、一番の魅力は館の特色を活かした【物理トリック】です。

 本作では密室殺人を扱っているのに、この真相とは・・・・・・。
別の著者でも類似の真相に2回遭遇しており、その度に「ガックリ」メータ満タンでの読後感を味わってます。

~色々な【推理小説】に慣れた、また既に魅力的な【密室物】に触れている読者なら、許容範囲ですが、今作が「少年少女」向けである点がいただけない。~

 著者の"館"シリーズの初期から読んでいる「少年少女」だったら良いのですが、【推理小説】初期段階で本作に触れてしまったら、【密室物】が嫌いになるのでは──との懸念が抜けません。
まあ、長期アニメで推理物もある事から、個人の好みによりますが、既に【推理・探偵物】に通じている「少年少女」の方が多いかも知れないので、余計な心配かも知れません。

 また、若干、ホラーテイストを加えていますが、そもそも"館"シリーズって、そんなテイストだったけ・・・・・・。
「少年少女」の興味および読後の余韻/印象を残す点に一役買うかもしれませんが、余計な味付けなようで、純粋に【推理】で提示して欲しかったと思います。

~~~
 私が【物理トリック】の面白さに目覚めたのは、「島田荘司」さんの『占星術殺人事件』→『斜め屋敷の犯罪』ラインです。
今、思うと凄く恵まれていたのかな。
「江戸川乱歩」の『少年探偵団』シリーズから、「アガサ・クリスティー」の「ポアロ」、「ミス・マープル」の海外作品へ。
当初は海外作品ばかりで日本の作品を全く読んでいなかった中、"本格"との用語にて書店で手に取った『占星術殺人事件』。
タイトルから、B級的な、チラっと占星術知識が散りばめられた作品を予想していたのですが、ところがどっこい、大衝撃でした。
(今では前述の長期アニメとは別の某アニメにて、広められてしまったトリックですが・・・・・・。)

(記:スッタコ小僧)

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