【書籍】『ディーン牧師の事件簿』読破
「ハル・ホワイト」著、古き良き"古典"・"不可能犯罪"臭が漂う「現代」の【推理小説】、短編集です。
「G・K・チェスタトン」著の『ブラウン神父』シリーズをそろそろ再読しようかな、と思った矢先に出遭った作品です。
引退した「ディーン牧師」が柔軟な発想&観察より、不可能と思われる犯罪を暴きます。
巻末の「あとがき」と内容が重なりますが、私も現代の海外作品にてこのような作品に遭えるとは思ってもみませんでした。
さて、収録されている作品は以下の通り。
○「足跡のない連続殺人」
○「四階から消えた狙撃者」
○「不吉なカリブ海クルーズ」
○「聖餐式の予告殺人」
○「血の気の多い密室」
○「ガレージ密室の謎」
作品名を挙げた理由──分かるでしょ。
この手の作品好きには堪りません。
ただ、そこまでの"好事家"には、読んで直ぐに真相が看破される危険が伴う・・・・・・。
"現代"の技法にて、どのようにアレンジしているのかを楽しむ他に、もっと"登場人物"的な面白さが+(プラス)されていれば、良かったのですが。
(記:スッタコ小僧)
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