【書籍】『GOSICKⅧ 上─ゴシック・神々の黄昏─』読破
「桜庭一樹(さくらば・かずき)」著、"知恵の泉"を駆使する小さな"灰色の狼"─少女「ヴィクトリカ」と日本からきた留学生「久城一弥」の【推理】・・・いや【冒険】小説です。(今のところは。)
後述のシリーズ感想のリンクにて、欠落している部分がある通り、【アニメ】化が始まってから原作小説は読まなくなりました。
本作も【アニメ】で結末を知ればいいや──と思っていたのですが、アニメの終盤部分が唐突で推理的な要素不足、消化不良となりました。
もしかしたら、小説では・・・・・・と思い、手に取りました。
~正解です、原作小説は読むべき。~
アニメでは終盤ストーリーはギュと詰め込み過ぎ、けれども、色々な面がなんとなく淡白に感じる印象を持ちました。
何故、そんな感じがしていたかは本作を読んで分かりました──アニメは、肝心の"別れ"部分の描写が弱かったと。(「ヴィクトリカ」を含め、「アブリル」や「セシル先生」などについて。)
微かな再会への希望、光を求めて、「ヴィクトリカ」が取った行動・・・・・・これが、下巻、どういう風に活きてくるのか、楽しみでなりません。
まあ、本作においても推理部分は若干、不足気味でしたが、そこは各登場人物達の"ドラマ"にて十分に補ってくれています。
つくづくも残念なのは最終回にて評価が下がってしまったアニメ版・・・・・・原作を忠実に十分に時間を取って描いて欲しかったなぁ。
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クリスマス、学園の皆が帰省する中、「一弥」は「ヴィクトリカ」と二人、平和な日々を・・・・・・。
しかし、"嵐"は突然、やって来る──「ヴィクトリカ」との別れ、世界の大渦が二人の前途を暗雲にて覆う。
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さて、最後にシリーズの感想(※抜けあり)へのリンクを──
『GOSICK─ゴシック─』
『GOSICKⅡ─ゴシック・その罪は名もなき─』
『GOSICKⅢ─ゴシック・青い薔薇の下で─』
『GOSICKⅣ─ゴシック・愚者を代弁せよ─』
『GOSICK s─ゴシックエス・春来たる死神─』
『GOSICK sⅡ─ゴシックエス・夏から遠ざかる列車─』
『GOSICKⅤ─ベルゼブブの頭蓋─』
『GOSICKⅥ─仮面舞踏会の夜─』
『GOSICK sⅢ─ゴシックエス・秋の花の思い出─』
(記:スッタコ小僧)
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