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2011年7月 9日 (土)

【書籍】『七姫物語 第六章 ひとつの理想』読破

 「高野和(たかの・わたる)」著、七都市+七人の巫女姫、周りの人々が織りなす国「東和」の模様──まだまだ完成への道程は長そうですが、とりあえず一山越えて、これにて【最終巻】です。

~いやぁ、本当に「"しっかり"見ていただけ」の主人公だったなぁ。~

 一番幼い七宮の「空澄(からすみ)姫」、時には女中姿の「カラカラ」として護衛の少年「ヒカゲ」(凄腕)と一緒に色々と"見てきた"少女。
中央での統一を目指す一宮と二宮、地方独立を目指す三宮・四宮・五宮・六宮・七宮の「四都同盟」が、ついに激突する中、とった行動とは!!

 まさか、「特になし」とは。

──驚きです。

 今作では戦いというだけあって、七宮将軍「テン・フオウ」が大活躍、敵対する二宮の傭兵王子「ヴィイ」との戦いが見物です。
ただ、軍師「トエル・タウ」と護衛「ヒカゲ」の活躍が見れなかったのが少し残念、特に「ヒカゲ」は中盤、全く出番がなくて。

 シリーズ全編を通して意外だったのは絵師「エヅ・ヨウト」の巻き込まれ型・大活躍(!?)──まさか、ここまで重要な役、シリーズの要になるとは驚きです。
こういう脇役達が思い思いに、伸び伸び動いている──といった感想を与えてくれる作品は、面白いです。

 いつもの巻より最終巻だけあって、少し分厚い本作。
今までの展開から、一巻で満足のいく終わり方ができるのか心配だったのですが、見事、そのハードルを越えてくれました。(ただ、ちょっと待たせ過ぎです。あとがきから、著者も言っているけど。)

 さて、最後にシリーズ感想(過去記事)へのリンクを──

『七姫物語』
『七姫物語 第二章 世界のかたち』
『七姫物語 第三章 姫影交差』
『七姫物語 第四章 夏草話』
『七姫物語 第五章 東和の模様』

 本作、本屋で見つけるのに苦労しました。(本作は6月末頃、読みました。)
まだ発売してから、そんなに経っていないのに行き着けの駅ビル内の本屋、また有名本屋には置いていなくて。(売れてしまったのか?。分厚いのでストックも置きづらかったのか?)
結局、家の近所二軒の本屋の内、少し歩く方にて手に入れる事ができました。
そこの本屋はなぜか「ライトノベル」が充実しているんだよなぁ、助かりました。(まあ、本屋により一長一短あります、そこが本屋周りの楽しい所なんですが。)

(記:スッタコ小僧)

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