【書籍】『万能鑑定士Qの事件簿Ⅸ』読破
「松岡圭祐(まつおか・けいすけ)」著、まさに大器晩成、純粋な感性+培った知識の鑑定眼を誇る「凛田莉子(りんだ・りこ)」が活躍する【推理小説】──いや、パズル、【エンターテイメント】小説です。
著者の刊行スピードと最新時事ネタの反映には毎度の事ながら、吃驚させられます。
いつもは自分以外の人々の窮地を救う為に頑張ってきた「莉子」ですが、今回は自分自身がまさに天国と地獄・・・・・・。
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日本に「モナ・リザ」がやってくる!?──見事にテストに合格し、日本の臨時学芸員に採用された「莉子」。
同じくテストに合格した「流泉寺里桜(りゅうせんじ・りさ)」と「モナ・リザ」、そして「ダ・ヴィンチ」作品の真贋判定能力に切磋琢磨する日々。
その日々の努力が実った時、「莉子」の鑑定人生を危うくする最大のピンチが襲う!!。
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本作では鑑定品に的を絞っている為、色々な豆知識がいつもより控えめだったのが少し残念だったかな。(後半、《「莉子」の鑑定眼が・・・・・・》で、ポロポロッとあったけどね。)
大きな仕掛けであるパズル的な要素は印象に残りましたが、今回の題材からすると少し謎が役不足だったような物足りなさを感じました。
その点を「莉子」の窮地──というストーリー面と記者「小笠原悠斗(おがさわら・ゆうと)」の活躍&「莉子」との関係に変化(!?)にて、うまく補っていたけれども。
次回作は6月25日だって・・・・・・早すぎる、全く著者の筆の速さには脱帽です。
さて、最後に前作までの感想(過去記事)へのリンクを──
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅰ』
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅱ』
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅲ』
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅳ』
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅴ』
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅵ』
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅶ』
『万能鑑定士Qの事件簿Ⅷ』
(記:スッタコ小僧)
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