【書籍】『読者よ欺かるるなかれ』読破
「カーター・ディクスン」著、陸軍情報局総裁「ヘンリー・メリヴェール卿」が奇怪な事件を解決する【推理小説】です。
巨体を"のっし、のっし"の「H・M卿」、その容姿に似合わず素早い頭の回転と行動力(犯人を追い詰める裏工作)は抜群です。
~毎回、著者の作品を読むと思うのですが、「もっと早く会いたかったなぁ。」~
まさに人間技、人智とも思えない事件の様相にて問題の歯応え(謎)は十分、解答に至るまでのサスペンス、ロマンス要素もなかなか。
でも、真相が──著者以降の他の色々な媒体の【推理】にて、広まってしまっているんだよなぁ。
時間が戻るのであれば、私の【推理小説】入門となった「アガサ・クリスティー」作品と共に著者の作品も全て読んでおきたかった。
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思念波(=テレフォース)にて殺人!?。
他人が発しうる思念を受信することで他人の考えていること、読心術が使えるという男「ハーマン・ペニイク」。
ある時、彼が館の主人に対して予言する──「夕食まで生きられない」と。
やがて、発生した変死事件、衆人環境の中での死亡、外傷がなく死因が不明!?。
現代の科学を超越!?、いや思念波理論を使った進んだ科学の賜物か!!。
国全体のパニックに「H・M卿」が(面倒臭がりながらも)立ち上がる──。
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(記:スッタコ小僧)
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