【書籍】『燔祭(はんさい)の丘 建築家探偵桜井京介の事件簿』読破
「篠田真由美(しのだ・まゆみ)」著、「桜井京介」サーガ完結編です。(途中から【推理小説】部分がスッカリ薄くなってしまった・・・・・・。)
「桜井京介(さくらい・きょうすけ)」・「薬師寺香澄(やくしじ・かずみ)=蒼」・「栗山深春(くりやま・みはる)」、「京介」の恩師「神代宗(かみしろ・そう)」。
4人の長い旅路に一区切り、特に「京介」にとっては家族、過去の罪、未来への標が明らかになる、本の厚さからも分かる通りボリューム満点の作品となっています。
~ただ、正直、本1作品について語る感想は少ない~
色々な伏線を回収したとありますが、大分期間を空けて読み返しもしていない私には幾分、インパクト不足でした。(これは再読必須だなぁ。)
そもそもいつから「京介」の素性が最大の謎になったのだろう・・・・・・。
過去を秘密めかした探偵が多いだけに当初から、あまり気になってはいなかったし。
本シリーズにて一番刻み込まれている印象といったら、『「建築家探偵」という割りには"建築関係のトリック"(建物を使った物理トリック)がない作品だなぁ。』というもの。
"建物"よりは"人"、その内面&深みに問いかける心理/精神面での謎かけがメインだったような──。
兎にも角にも、きちんと最終巻を迎えてくれて良かったです。
次巻はまだかまだかと何年も待つには大分、"しんどく"なってきたので。(本シリーズの事ではありませんよ。)
さて、最後に本シリーズの作品名一覧を記載します。
リンクが貼ってあるのはブログを始めてから読んだ作品で、過去に記載した感想へのリンクです。
『未明の家』
『玄い女神』
『翡翠の城』
『灰色の砦』
『原罪の庭』
『美貌の帳』
『桜聞』
『仮面の島』
『センティメンタル・ブルー』
『月蝕の窓』
『綺羅の棺』
『angels 天使たちの長い夜』
『Ave Maria』
『失楽の街』
『胡蝶の鏡』
『聖女の塔』
『一角獣の繭』
『黒影の館』
(記:スッタコ小僧)
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