【書籍】『泥棒のB』再読
「スー・グラフトン」著、女私立探偵「キンジー・ミルホーン」が活躍する【推理小説】、「アメリカ私立探偵作家クラブ賞」&「アンソニー賞」受賞作です。
「キンジー」の思わせぶりな回想&報告にて、1頁目から読み手の興味を鷲掴み──捜査日記のはじまり、はじまり。
妹からの行方不明の姉探し、そして姉の家近所での強盗殺人事件。
姉の保養先を含め、「キンジー」は捜査に飛び回る、大忙しの展開です。
本作の魅力はなんだろう・・・・・・変に超人的ではなく、とても"庶民的"で《身近に感じる》ヒロインだろうか。
加えて「あとがき」にて色々な解説者が書いているように老いても元気で魅力的な脇役達だろうか。
「キンジー」の地道な捜査の上に読んでいる方も全く同じ経路にて真相に辿り着くのが更に《身近に感じる》。
突飛&衝撃的なインパクトが少ない作品ですが、(現実的な)探偵になりきって楽しみ易い作品ではないでしょうか。
さて、最後に前作の感想(過去記事)へのリンクを──
(記:スッタコ小僧)
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