【書籍】『アルスラーン戦記7 王都奪還/8 仮面兵団』再読
「田中芳樹(たなか・よしき)」著、「パルス国」王太子「アルスラーン」──初陣にて自軍が大敗し、王都を奪われてから息をつく間もない日々、やっと一段落の【ヒロイック・ファンタジー】です。
「パルス国」の王都「エクバターナ」を巡って、敵国「ルシタニア」に加えて、「パルス国」同士、三つの思惑が絡まります。
そして、最後に一気に縺れが解消です・・・・・・この納得、いや、出来すぎの決着──著者、流石です。
王都奪還、やっと「パルス国」にも平和が・・・・・・と思ったら、さきの戦いを静観していた「ミスル国」、「チュルク国」が動きだします。
まだまだ、国王「アルスラーン」一行は安心できない展開が盛り沢山です。
自称「絶世の美女」、神官「ファランギース」は「蛇王」に仕える魔導師に見知った顔を見つけるなど、「ファランギース」の過去も気になる所。
また、本作では外伝として『東方巡歴』が収録されています。
今まで本編内でたびたび登場していた黒衣の騎士「ダリューン」の「絹の国(セリカ)」訪問時の話が、序章部分ですが登場です!!。
「ダリューン」とある女騎士との出遭い──うーん、外伝部分も続きが読みたいなぁ。
現在の発行刊に追いつく前にどんどん新作を出して欲しい・・・・・・もうすぐ追いついてしまう。
『アルスラーン戦記1 王都炎上/2 王子二人』
『アルスラーン戦記3 落日悲歌/4 汗血公路』
『アルスラーン戦記5 征馬孤影/6 風塵乱舞』
(記:スッタコ小僧)
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