【書籍】『GOSICKⅤ─ベルゼブブの頭蓋─』読破
「桜庭一樹(さくらば・かずき)」著、"知恵の泉"を駆使する少女「ヴィクトリカ」と少女を守る騎士足りえるのか、「久城一弥(くじょう・かずや)」少年が活躍する【推理小説】です。
今作では"ある人物"を呼び寄せるため、「ヴィクトリカ」が学園から連れ出され、その外観から「ベルゼブブの頭蓋」と呼ばれる修道院に幽閉される"お姫様"展開です。
「ヴィクトリカ」を救い出すため、騎士(ナイト)「一弥」少年が旅立つ──と相成りますが、救出するために大活躍/大冒険といった内容にはなっていません。
遭遇する殺人事件についても、そのトリックはマジックのネタ、ネタ、ネタで特筆する点もなし・・・・・・。
まあ、強いて本作の読み所を挙げるとすれば、"ある人物"が登場した点でしょうか。
~推理小説なんだから、もう少しは推理を楽しませてください。~
本シリーズでは、もはや、私の中では「ヴィクトリカ」仕草と「一弥」少年とのやり取りを楽しむ作品となっているだけに、前述の部分にそう大きな期待はしていないのですが、あまりにもその部分が希薄過ぎても困りモノ・・・・・・。
さて、本作ではいつにも増して気になる部分にて終了しています・・・・・・うーん、次巻、この煽った期待を満足させる事件が待っているのか、不安です。
最後に今まで読んだシリーズ作品の感想(過去記事)へのリンクを──
『GOSICK─ゴシック─』
『GOSICKⅡ─ゴシック・その罪は名もなき─』
『GOSICKⅢ─ゴシック・青い薔薇の下で─』
『GOSICKⅣ─ゴシック・愚者を代弁せよ─』
『GOSICK s─ゴシックエス・春来たる死神─』
(記:スッタコ小僧)
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