【書籍】『QED 出雲神伝説』読破
「高田崇史」著、歴史の隠された謎と現代の事件を結びつけるのが目に見えて苦労しているようになった【QEDシリーズ】、第17弾です。
特に今回の事件(現代側)は、密室殺人と現場に残された血文字・・・・・・よりにもよって加工は簡単だが、万人に納得させるには困難な題材を2重に選択してしまうとは。
~従って、現代事件の謎は"案の定"な内容となっています。~
密室現場の描写が細かくない作品の密室回答はほとんど決まっているし、現場の血文字も暗号と同じで結局「ふーん」の一言で感想終了。
また、今回は歴史側の謎も、私の読解力の問題ですが、問題・解答共によくぼやけていて分からなかった・・・・・・。
やはり扱われている土地に一度も訪れた事のない私には荷が重い作品でした・・・・・・出不精だからなぁ。
【QEDシリーズ】、いつもの「崇」&「奈々」&「小松崎」の面々にて最新作が出た事自体はとても嬉しかったです。
「毒草師」へ主人公シフト、または新シリーズである【カンナシリーズ】へシフトしてしまうかと思っていたので。
ただ、本作にて【カンナシリーズ】でリンク、また本事件の"9年後"を描いた『QED~flumen~出雲大遷宮』が収録されている点が、「もう、終わってしまうのかな。」との予感を消させません。
初期は『~ベイカー街の問題』など意外なモノに焦点を当てた作品があったのですが、最近のシリーズではテーマが偏っているのが少し残念です。
でも、以前はすんなり借りられた最新作が「待ち」となる事から、人気が出てきたのかな・・・・・・それても、扱う図書館が減ってきたのか。
最後にブログを始めてから読んだ著者の作品の感想(過去記事)へのリンクを──。
【QEDシリーズ】初期作品のリンクがありますが、再読によるものです。
一応、【QEDシリーズ】は現時点では全作読んでいます。
【QEDシリーズ】
『QED 百人一首の呪(しゅ)』再読
『QED ベイカー街の問題』再読
『QED 河童伝説』
『QED~flumen~九段坂の春』
『QED 諏訪の神霊』
『毒草師(どくそうし)』
(『毒草師 白蛇の洗礼』)
【カンナシリーズ】
『カンナ 飛鳥の光臨』
『カンナ 天草の神兵』
(記:スッタコ小僧)
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