【書籍】『フロスト気質(かたぎ) 上・下』読破
「R・D・ウィングフィールド」著、まさに汗臭い【警察小説】です。
いつも通り、いわゆる本シリーズの特色が盛り沢山です。
次から次に発生する事件にてんてこ舞い、狡猾な誘拐犯相手に苦戦、不休の戦い。
そんな中でも中年刑事(デカ)「フロスト」はジョーク、そして人情を忘れない・・・・・・。
~とても人間味(親父味)溢れる「フロスト」が本シリーズの最大の魅力です。~
また、警察の地道な捜査、「フロスト」の機転・観察による推理も見物です。
決して「名探偵」ではない「フロスト」・・・・・・。
失敗の積み重ねにもめげず、地道に、そして喰らいついたら離さない点に隠れた"猟犬"の本性が光ります!!。
事件の発生量に「フロスト」はアップアップ、読んでいるこちら側も「どうなるんだろう」とアップアップ。
"がっつり"大盛りの【警察小説】を読みたい方にはお薦めです。
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休暇中の「フロスト」に事件、難題が襲いかかる!!。
ゴミ捨て場から少年の死体が発見、そして一人の少年が行方不明!!。
少女の誘拐事件発生!!。
廃墟の地下室から腐乱死体発見!!。
屋内に侵入し幼児を傷つける事件が連続発生!!。
いつもの嫌味な署長「マレット」、新登場!!女性部長刑事「リズ・モード」、そして苦手な「ジム・キャシディ」部長刑事の帰還もあり。
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事件と署内にも振り回される「フロスト」警部──思わず、「頑張れ!!」と応援です。
それにしても、本シリーズは全て読んでいるつもりなのですが・・・・・・。
本ブログに記事がないという事は、随分、久しぶりの邦訳だなぁ。
(記:スッタコ小僧)
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