【書籍】『GOSICKⅢ─ゴシック・青い薔薇の下で─』読破
「桜庭一樹(さくらば・かずき)」著、異国の地「ソヴェール王国」へ留学中の少年「久城一弥」少年の視点で描く【推理小説】第三弾です。
探偵役は「聖マルグリット学園」の図書館の塔に"棲息"するアンティーク・ドールのような少女「ヴィクトリカ・ド・ブロワ」。
前作までは二人一緒に行動でしたが、今作では「一弥」少年が一人、王都へ買い物に、「ヴィクトリカ」は「ぐじゃ」・・・・・・風邪で学園の迷路庭園奥の部屋にてダウンです。
王都の有名デパートにて、「一弥」少年は都市伝説でささやかれる"怪談"に遭遇します。
恐怖に怯えながらもデパートにて出会った少女を助ける為、奮闘する「一弥」少年・・・・・・遠隔地より電話にて「ぐじゃ、ぐじゃ」、「ヴィクトリカ」支援です。
また、本作では「ヴィクトリカ」の兄である警部「グレヴィール」の"ドリル頭"の秘密、そして事件解決に燃える理由が明らかになります。
ちょっと冒険モノめいていて、「安楽椅子探偵」の【推理】は不完全燃焼気味でしたが、「一弥」少年の"奮闘"ぶりが微笑ましいので──。
最後にシリーズ作品の感想(過去記事)へのリンクを──
『GOSICK─ゴシック─』
『GOSICKⅡ─ゴシック・その罪は名もなき─』
(記:スッタコ小僧)
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