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2010年3月21日 (日)

【書籍】『十二月は聖なる夜の予告殺人』読破

 「霧舎巧(きりしゃ・たくみ)」著、「私立霧舎学園」を中心に学園"探偵"伝説の男女(「小日向棚彦(こひなた・たなひこ)」&「羽月琴葉(はづき・ことは)」)が毎月遭遇する事件を描く【推理小説】です。

──「霧舎巧」さん、どうしてしまったのだろう。

 あとがき等にて、いやに自信満々な台詞が目立つのですが、その内容は・・・・・・うーん。
前作と同時刊行だけあって、二冊を合わせて読むと更に面白い仕掛けが──と謳っているのですが、通常の面白さを「1」とすると二冊合わせても「0.5」に到達していないのでは。(私の個人的な感想です。)
事件の謎とは全く関係はありませんが、登場人物的に今作では三年先輩「中込椎奈(なかごみ・しいな)」を持ってくるべきでは・・・・・・まさか前作であれだけの"爆弾"を落としたのに不在とは。

 さて事件の謎ですが、「解答」を読むと「色々考えているんだなぁ」と思うのですが、何せ「問題」が"ピン"ときていないので、その良し悪しが分からない。
そもそも事件部分──「問題」部分を読むのが"苦行"です。
テストの「試験問題」じゃないのだから・・・・・・文章は短く、会話主体で内容的には難しくないのになぜだろう。(各人物達が意外と"薄い"為、会話主体も悪影響を及ぼしているのか?)
せっかくの学園&登場人物達が"活きて"おらず、「続きを」と読み進める力がでません。
「羽月」と犬猿の仲の「田中弓絵(たなか・ゆみえ)」の確執、嫌な後味が残るやり取りが記憶に残るのみ・・・・・・もう、少し"爽やか"な展開はないのか。

そもそも表紙・人物紹介で描かれいる絵と事件の動機(背景)に大きな隔たりがあり過ぎる──
殺人事件が発生するぐらいだから事件の"闇"は深いのは分かるが、なんとか中和するエピソード等を盛り込めなかったのか。

 まあ、十一月と十二月で扱った「見立て殺人」と「予告殺人」は、「暗号」と同様に下手をすると書いた側だけの"納得"の作品になりがち・・・・・・やはり難しかったのでしょうか。

 残りはおそらく一月・二月・三月の三作なので、ここまで読んだらシリーズ最後まで読むつもりではありますが・・・・・・はぁ。

最後の前作までの感想(過去記事)へのリンクを──

『四月は霧の00(ラブラブ)密室』
『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』
『六月はイニシャルトークDE連続誘拐』
『七月は織姫と彦星の交換殺人』
『八月は一夜限りの心霊探偵』
『九月は謎×謎修学旅行で暗号解読』
『十月は二人三脚の消去法推理』
『十一月は天使が舞い降りた見立て殺人』

(記:スッタコ小僧)

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