【書籍】『煌夜祭(こうやさい)』読破
「多崎礼(たさき・れい)」著、「第2回C★NOVELS大賞」受賞の【ファンタジー】小説です。
~~~
人と魔物が暮らす世界、舞台は十八個の島・・・・・・王島「イズー」と中心に輪状、そして運動する島々が舞台。
「語り部」により語られる人と魔物の悲劇の話──連作短編にて描かれる数々の話と謎が最後の最後に"カチッ"と嵌る。
「魔物が生まれてくる意味は・・・・・・」から始まり、『すべてのことには意味がある』と。
~~~
率直に言うと『「賞を受賞しやすい作品」だなぁ』とまず感じました。(連作短編→最後に"カチッ"パターンの受賞は王道!?。)
ただ、決してそれだけではなく確かに『すべてのことには意味がある』に到達するまでの数々の物語はとても印象に残りました。
受賞作という事で気にはなっていたのですが、『「語り部」が集り、夜明かしで魔物に関する物語を語り合う』作品という事で、なかなか読むのに踏み切れなかったのですが・・・・・・。(心躍る冒険モノが好きなだけに・・・・・・。)
最近は【ファンタジー】というと剣・魔法・冒険の偏った作品ばかり読んでいたので、(趣の異なる)本作品は一服の清涼剤となりました。
(記:スッタコ小僧)
« 【映画】『ターミネーター3』再見 | トップページ | 【趣味?】『神羅万象チョコ』[王我羅旋の章]収集 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『幽霊屋敷』読破(2023.09.28)
- 【書籍】『ブルックリンの死』読破(2023.09.26)
- 【書籍】『複数の時計』再読(2023.09.24)
- 【書籍】『十日間の不思議』再読(2023.09.23)
- 【書籍】『謎、買い取ります。質屋「六文屋」の訳アリな訪問客』読破(2023.09.19)
コメント