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2010年1月31日 (日)

【書籍】『モンスター 臨床心理医アレックス』読破

 「ジョナサン・ケラーマン」著、臨床心理医「アレックス・デラウェア」が活躍する【サスペンス】、シリーズ第十三弾です。
シリーズ第一作目と思って手に取ったのですが・・・・・・本書である「講談社文庫」からは"シリーズ初"で、「扶桑社ミステリー」及び「新潮文庫」にてシリーズ第一弾~十一弾が出ています。(巻末の「解説」より。第十二弾が出ていないのは何故?)

 さて本書を読んだ感想はと言うと・・・・・・

・緻密な描写が仇(あだ)?──内容・事件の展開のわりには長く、進みが遅く感じる。
・「臨床心理医」がどこにも活かされていない。

上記の二点が読んでいる最中及び読了後に強く印象に残りました。
特に二点目はちょっと致命的だなぁ・・・・・・あらすじ及びタイトルに含まれるその言葉からその職業を活かしたどんな推理が飛び出すのか期待していただけに。

 あと本書だけではないのですが、なんでこう事件に関わる登場人物の「身元確認」が"あやふや"なのか・・・・・・。
いい加減に慣れたけど、事件の関係者となっている時点で捜査しないのかなぁ・・・・・・後で「実はかの人物は──」とやられても「ふーん」としか言い様がない。

 冒頭に【サスペンス】と記載したように事件の謎にて【推理】する部分はあまりありません。
《地道な捜査》にて犯人を追い詰めていく過程が延々、終盤に少し"ハラハラドキドキ"の動きがある程度です。
犯人及び事件関係者達の《心理》が緻密に描かれているといったら、描かれているのですが私にはそれが面白さに直結しませんでした。(感心しましたが。)

~~~
 猟奇的な連続殺人事件が発生。
第二の被害者の女性が勤める精神病院に調査にいった「アレックス」と刑事「マイロ」。
「箱のなかに悪い眼が」・・・・・・外部から隔離されている患者が事件を予言!?。
かの患者は十五年前に「モンスター」と呼ばれた一家殺害の犯人だった──。
~~~

 3行目の「予言」に辿り着くまでが長い長い・・・・・・740頁ぐらいの作品なのですが、約160頁目で判明です。(はあ~)

最後にシリーズの一覧を・・・・・・いくつかの賞を受賞したというシリーズ第一作目は気になるので覚書として。

●「アレックス・デラウェア」シリーズ※()内:邦題
・『When the Bough Breaks(大きな枝が折れる時)』[1985]
・『Blood Test(歪んだ果実)』[1986]
・『Over the Edge(グラス・キャニオン)』[1987]
・『Silent Partner(サイレント・パートナー)』[1989]
・『Time Bomb(少女ホリーの埋れた怒り)』[1990]
・『Private Eyes(プライヴェート・アイ)』[1991]
・『Devil's Waltz(デヴィルズ・ワルツ)』[1992]
・『Bad Love(わるい愛)』[1994]
・『Self-Defense(トラウマ)』[1994]
・『The Web(パラダイスの針)』[1995]
・『The Clinic(クリニック)』[1996]
・『Survival of the Fittest』[1997]
・『Monster(モンスター)』[1999]※本書
・『Dr.Death』[2000]
・『Flesh and Blood』[2001]
・『The Murder Book』[2002]
・『A Cold Heart』[2003]
・『Therapy』[2004]
・『Rage』[2005]

(記:スッタコ小僧)

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