【書籍】『黒影(かげ)の館 建築探偵桜井京介の事件簿』読破
「篠田真由美(しのだ・まゆみ)」著、最終巻まで"あと一歩"・・・・・・シリーズ終盤、ついに「桜井京介」の過去が明らかになる【ライト本格!?推理小説】です。
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「京介」が去り、「深春」と「蒼」による追求により"しぶしぶ"「京介」との出会いを語り始める「神代」。
二十二年前、久しぶりに日本の地を踏んだ「神代」が"ある館"で出遭った十歳の少年「アレクセイ」・・・・・・。
閉ざされた村、館で遭遇する殺人事件に不思議な老人「門野」の策略&失態!?により巻き込まれた若き日の「神代」。
持ち前の「べらんめえ」で、不気味な雰囲気を漂わせる"館"と"住人達"に挑む!!。
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"怪奇が少し漂う冒険物語"として、(子供っぽいですが)ワクワク・ドキドキと読み進めることができました。
~ただ、犯行では"トリック面"はなく、"過去/動機"、"設定"と"犯人像"は古今東西で類似が多い"意外感"のないモノでした。~
最近は"変に奇抜だけを意識したモノ"が多くなっているので、その悪影響を私自身が受けているのかも知れませんが・・・・・・。
また、犯行の"トリック"ではなく"登場人物面"・"設定"に重点が置かれている作品だけに【王道ストーリー】に偏ってしまっているのは、ちょっと──。
なにわともあれ、次作が最終巻──どんな結末、新たな謎!?が待ち受けているのか、楽しみです。
最後に過去の作品感想へのリンクを──
『聖女の塔 建築探偵桜井京介の事件簿』
『一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿』
(記:スッタコ小僧)
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