【書籍】『魔法探偵』読破
「南條竹則(なんじょう・たけのり)」著、自分を「吾輩」と綴る「詩人」が遭遇する不思議な世界を描いた【怪奇・ファンタジー】小説です。
タイトルから少し【推理】モノを期待していたのですが・・・・・・謎解きに頭を回転させる部分には出遭う事はできませんでした。
ただ、いつも読んでいる本とは少し違った《読み心地》があったことは収穫でした──偶には色々な方面へ手を伸ばさないと。
主人公は自称(?)「詩人」・・・・・・生計を立てる為、探偵業を始めるも依頼は「猫探し」ばかり。
ひょんな事から迷いこんだ屋敷、そこで出会った人々により少しずつ【非日常】の世界に触れる事になります。
・・・・・・幽霊・妖などなど。
やがて弟子入りする師匠に分けてもらった「反魂香」、失せ物探しに役立つ「猿の手」を使って色々な事件に関わる事に。
といった内容なのですが、多くの話(事件)が「中途半端で歯切れが悪い」・・・・・・。
まあ、実際は【日常】の事件であっても「スッキリ解決」なんて事はないので、逆に描いている世界感ながらも現実味があるのですが──。(「吾輩」とか出てくるから、舞台は昔と思いきや・・・・・・。)
一味違った風を少し──偶には良いかな。
(記:スッタコ小僧)
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