【書籍】『毒草師 白蛇の洗礼』読破
「高田崇史(たかだ・たかふみ)」著、本流の『QED』シリーズから<スピンアウト>?、【毒草師】「御名形史紋(みなかた・しもん)」が事件を解決するシリーズ第二弾です。(第一弾の感想はこちら)
確か前作では本流と色々と<披露してくれる知識>が多々重なっていましたが、本作では【茶道】・【千利休】、そして《毒》繋がりから「ギリシア神話」などに《海外の伝承・歴史》へとも繋がってきます。
毎回、色々と勉強となる作品です。(肝心の【推理】・【探偵】部分はさておき・・・・・・。)
今回も事件にまず巻き込まれるというか、視点は「御名形」の隣人の雑誌記者「西田」──事件記者でもないのに相変わらず、周りに流され巻き込まれてしまいます。(あと、美人に弱い点が祟って・・・・・・。)
狭い茶室にて、【毒殺事件】発生──室内にはたった六人、すぐに犯人が分かるものと思いきや、
飲食した菓子・お茶からは毒物は検出されず・・・・・・さては、注射?
そして連続毒殺事件へ発展、警察も打つ手なしです。
強引な編集長の命令の元、事件の渦中へ潜入した「西田」記者、容疑者に疑われた【乙女】を助ける為、回避していた奇人・隣人「御名形」の元へ──
といった内容となっています。
前作ではそう意識しなかったのですが、私の中では《続いて欲しいシリーズ》となりました。
本流で披露してもよさそうですが、巻き込まれ&失恋記者「西田」に好感が持てる点が高ポイントです。
(記:スッタコ小僧)
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