【書籍】『ソード・ソウル~遥かな白い城の姫~』読破
「青木祐子(あおき・ゆうこ)」著、剣神が宿った【黒い剣】・騎士・姫などなどが出てくる典型的な(?)【ファンタジー小説】です。
でも、内容はその典型的な設定と登場人物の割りには──予想を超えるというか、期待した《動き・流れ》になっておらず、何となく拍子抜けです。
『デルフィニア戦記』の外伝を読んでから、なんとなく「このジャンル」が読みたくなりました。
読み続けているのは新刊待ちであり、再読したい作品も多々あるのですがここは思い切って何か新しい作品を・・・・・・という事で、図書館にてある程度巻数が置いてあった本作を手に取りました。
・白い塔に住む曽祖父・伝説の剣士「フィン一世公」に憧れ、自身も剣の腕が立つ【姫】
・【姫】に付き従う寡黙な凄腕【護衛・騎士】
・【姫】に付き従うちょっとおっちょこちょいな【侍女】
・【姫】と幼い頃出会い、現在は凄腕となった【美形・騎士】
・上記【美形・剣士】を育てたかつて名剣士の【老師】
・伝説の【黒い剣】を盗んだ(?)、黒装束の【自由剣士】
と登場人物および設定を記載を見る限り、定番ながらも色々と【期待】が溢れて、読み進めたのですが──見事、全て<覆して>います。
良い方向へ<覆して>くれていれば良かったのですが・・・・・・う~ん、(自分でかきたてたのですが)大きくなった【期待】の割りには<小さく纏まって>物語は終了しました。
一作目で判断するのもどうかと思いますが、大体が一作目で印象というか今後が決まる作品が多い(中には「下がって」いく作品もありますが)──いくつか「次巻に期待!」で読み進めているのもありますが、その期待に続巻で応えてくれる作品は少ないです。
(記:スッタコ小僧)
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