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2008年10月18日 (土)

【書籍】『ST 警視庁科学特捜班』読破

 「今野敏(こんの・びん)」著、【ST:Scientific Task Force】の活躍を描くシリーズ第一作です。

 私はあまり見ていないのですが、【海外ドラマ】で良く扱う/見かけるような設定でしょうか。

 各分野のスペシャリスト、優秀だけど《一癖》ある面々──。

 各自の専門分野の他に

・地獄耳+絶対音感
・驚異的な嗅覚
・武術の達人

などの【能力】を所持している反面、

・潔癖症の逆、秩序恐怖症
・女性恐怖症

などの【弱点】もありますが、しかし、

・美男
・美女

の【容姿】を持っています・・・・・・。
正直、ここまで《やられると》ちょっと、引いてしまう──【天才集団】は分かったけど、あまりにもメンバ全員が優遇されすぎていないかなあ。

最近は

《超人的な名探偵が一気に事件解決!!》よりも

《皆で協力》
《地道な捜査にて犯人を追い詰める作品》
《苦労しつつ犯人を暴く》

に該当する作品の方に好感を抱きつつあります。
(昔の作品以外では「名探偵」を否定する作品ばかり最近は触れている/巷に溢れているので・・・・・・。)

■【現場】と協調性がない
■確証を掴めるまで全く考えを明かさず、単に反対意見を述べるのみ
■既存の地道な捜査を行なう刑事達をそっちのけで事件を解決

との下手をすると《高慢ちき》とも取れる【ST】メンバに目をつぶる事ができれば、一般の捜査官を差し置いて事件を解決する《スーパーヒーロー軍団》の活躍が楽しめます。
(まあ、終盤にベテラン刑事との和解?、協力体制を築いていますが・・・・・・。)

 意外に事件(の深遠)のスケールが大きく、今後のシリーズ展開が楽しみです。(日本かぶれの裏ボス[?]「ジュリアーノ・グレコ」・・・・・・『餓狼伝説』[ゲーム]の「ギース・ハワード」みたい──。)

本作では事件の真相に迫る【警視庁科学特捜班】の決め手となった武器(知識)が・・・・・・「プロファイリング」。
あまり専門的な科学知識を持ってこられるのも困りモノですが、別のものを期待していた自分がいます──化学や物理の専門知識にて犯人の残した痕跡を突き止めてなど・・・・・・。
「プロファイリング」かあ、、、、ちょっと残念に感じたかな。(ちょっと、今回<辛口>──。)

表.【ST】シリーズ
NO 作品名
01 ST 警視庁科学特捜班
02 ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人
03 ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ
04 ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル
05 ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル
06 ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル
07 ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル
08 ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル

(記:スッタコ小僧)

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