« 【アニメ・ゲーム】10月5日(日)~10月6日(月)雑記 | トップページ | 【書籍】『夏期限定トロピカルカフェ事件』読破 »

2008年10月 8日 (水)

【書籍】『ニッポン硬貨の謎-エラリー・クィーン最後の事件-』読破

 「北村薫(きたむら・かおる)」著、かの名探偵「エラリー・クィーン」の【パスティーシュ(パロディー)】作品です。

著者の作品は多く読んでいますが、日常を舞台にした今までとは違った謎にて色々と楽しませてくれた印象が色濃くあります。
今回、1977年、来日した「エラリー・クィーン」を使って扱うは卑劣な【幼児連続殺人事件】・・・・・・著者がいつも扱う系統とは違った事件ながら、どんな論理を見せてくれるのか楽しみにしていたのですが──

 本作、確かに読むと数々の「エラリー・クィーン」の作品、特に『シャム双子の謎』について、《読み返したくなりました》。
そんな【謎(仕掛け)】が──、あの作品はそこが狙い目だったのか──などなど。
『シャム双子の謎』については読んだ年齢も関係しているのかもしれませんが、当時、全く面白さが分からなかった・・・・・・今回、著者が昔に発見した謎を含めて《謎/著者の狙い》を全く理解していなかった事を痛感しました。

 再び「エラリー・クィーン」を読み返す契機を与えてくれた点はありがたいのですが、肝心の本書の事件は──愕然。
連続殺人を繰り返す《犯人の動機(思考)の謎》をメインに持ってくるのはやめた方が・・・・・・《暗号》と同じで、読み手の「的から外れる」と厳しいです。

 私がもっと「エラリー・クィーン」作品に精通しており、文体・文章などが楽しめたら上記の扱っている事件(謎)の不満点は幾らか解消していたのかも知れませんが。

~~(追記)~~
 本書には「野村芳太郎」監督、「松本清張」原作の【映画】『鬼畜』について話題が挙がっています。
「キチク」という発音が、英語では「kitchy-koo」・・・《赤ん坊をくすぐったし》た時などにいう《コチョコチョ》という意味であり、全く日本語とは意味が異なる事を例として考えの違い・立場の違いが悲劇を生むことについて「エラリー・クィーン」が演説しています。
ちなみに《Cold-Blooded Beast》が「鬼畜」に該当するとのことです。
 『鬼畜』には「緒方拳」さんが出演しており、訃報(10/7)と重なり吃驚しました。
作品については私は名前も映像も全く知らなかったのですが、テレビのニュースで作品の映像が流れる事からも当時、有名な作品だったんだろうなあ。
・・・著者は作品について一番印象に残ったのは婦人警官役の「大竹しのぶ」さんと記載していますが。 

(記:スッタコ小僧)

« 【アニメ・ゲーム】10月5日(日)~10月6日(月)雑記 | トップページ | 【書籍】『夏期限定トロピカルカフェ事件』読破 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 【アニメ・ゲーム】10月5日(日)~10月6日(月)雑記 | トップページ | 【書籍】『夏期限定トロピカルカフェ事件』読破 »

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
無料ブログはココログ