【アニメ】『河童のクゥと夏休み』を見た
<定番>の子供・夏休み向けの【動物(妖怪ですが)】と【少年】の《交流》を描く「ほのぼの」とした作品かと思いきや・・・・・・(ストーリーを大分記載しています。未見の方、ネタバレ注意。)
江戸時代、自分達の住む沼の開拓中止を陳情しにきた【河童】(「クゥ」の父親)・・・・・・汚職の侍に腕を切られ、続けて《バッサリ》一刀両断。
──「え~っ」
「クゥ」にも危機が迫りますが、地震・地割れにて──生き埋め。
──「え~っ」
そして、現代・・・・・・川原で躓いた石の中から、化石、、、干からびた亀?を見つける少年「康一(こういち)」。
家に持ち帰って水につけるとまず「シオシオ」のミイラ状態で、河童「クゥ」復活です。
ここまでの記述を見ても分かるように当初の予想は覆りまくりです。
生意気で好感の持てない少年「康一」の妹しかり、【河童】「クゥ」を見せなかったため、途端に態度を豹変して仲間外れにする友人達──。
そして何より
【河童】「クゥ」が可愛く・・・ない──まあ、『E.T.』[映画]も初めて姿だけ見た時は同様の感想を持ったので、見慣れてくれば・・・・・・やっぱり、可愛くない。
「ありがとうごぜいやす。」──その喋りと幼いのにも関わらず、主人公を含めた子供達と比較すると「しっかり」している点にて、「礼儀正しいお子さんだ。」との印象しか与えない。
その容姿・挙動は正直、「幼い子、泣くぞ。」
また、遠野への【河童】探しの旅で登場する【座敷童子】・・・・・・こちらも「幼い子、泣くぞ。」
ネットで噂が広まり、週刊誌のスクープ、テレビ出演へと・・・・・・自宅の周りにもマスコミ・野次馬がびっしり、人・人・人・・・・・・。
絶望して塔へ上りそこから身投げを考えると──【龍】登場・・・・・・怖え~「幼い子、泣くぞ。」
何かマイナス意見ばかり踊っているように見えますが、上記点が逆に「続きを見せる」原動力・「しっかり魅せる/魅せる」原動力となっています。(これが本作の<持ち味>なんだろうな。)
《最後の別れ(別離)》も<現代的>・・・・・・でも、私の記憶(印象)に残ったのは
「オッサン」(主人公の飼い【犬】)──渋い声とその壮絶な<過去>と<最後>・・・・・・その《「ハードボイルド」人生》
です。
少なくとも今夏(2008年)、現在上映している家族向け(?)【アニメ】と同様の気構えで見ると・・・・・・「ちょっと」。
まあ、別の教訓・感慨を与えてくれる作品ではありますが──。
本作、レンタル屋で借りて見ているのですが置いている本数は「1本」であり、場所も分かりづらい──まあ、そこから人気は察してください。
(記:スッタコ小僧)
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