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2008年6月27日 (金)

【書籍】『びっくり箱殺人事件 新版 横溝正史全集7』読破

 表題作と『夜歩く』の中編2編が収録されています。
詳細は後述しますが、『夜歩く』の方はおなじみ名探偵「金田一耕助」が登場(終盤少しだけですが)、表題作は残念ながら登場しませんがこちらは【雰囲気】が異なるので当然かも。
本著者の作品は文庫版やら色々と読んでいるので、既に過去に一度読んでいる作品かもしれません。
けれども、お馴染みの【雰囲気】および【犯人】の意外さ(親しんでくると分かってくるのですが)に面白さの《衰え》を感じません。

それでは各編の説明を・・・順序は記載順序に従い『夜歩く』から

●『夜歩く』
 <お馴染み>旧家・・・その名も【古神家】における<オドロオドロしい>殺人事件発生です。
 画家がバーで見知らぬ女性に太ももを撃たれるという事件から、恐ろしい【首切り】殺人へ・・・。
 加えて、犯行に使用された【刀】──犯行時には金庫に入っていたのですが・・・。

 お得意の【雰囲気】と定番【首切り】の捻り・・・でもなんといっても本作の魅力は【犯人】の正体です。
 読了後、同名タイトルの作品より、別の有名な推理小説を思い起させられる作品です・・・逆にタイトルを同じにしたのは上記の謎を隠すための《引っ掛け》(カモフラージュ)と勘繰ってしまいました。(まあ、私は同名タイトルの方は内容を良く覚えていないのですが・・・。)

●『びっくり箱殺人事件』
 まるで【雰囲気】が異なります・・・殺人事件なのにおかしいですが「ドタバタ喜劇」の展開が多々あります。
 登場人物の名前からして大いに「弾けている」作品です。

・深山幽谷
・芦原小群(ショーグン=将軍?)
・半紙晩鐘(半死半生?)
・柴田楽亭(シバラク)
・灰屋銅堂(ハイヤー、ドウドウ)
・顎十郎

などなど。

 まあ、役者さん達なので芸名だろうと思うのですが──。
舞台にて開けた箱から短刀が飛び出して・・・殺人事件発生です。

 殺人事件前には、同じ舞台で古今東西の怪物に扮する前述の登場人物・・・役者達が何者かに《ボエン》──殴られて全員「顔にブチ」を作られていました。
犯行方法および凶器から犯人は舞台関係者に絞られてくるのですが・・・次々と新たな事件発生して警察はてんてこ舞い──

といった内容です。

長編も面白いですが、一つの話が適度な短さで「スラスラ」と読めて内容も衰えない著者の短編/中編集・・・とても有り難いです。

(記:スッタコ小僧)

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