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2008年5月29日 (木)

【書籍】『エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ』読破

 「深水黎一郎(ふかみ・れいいちろう)」著、「呪われた芸術家たち(レザルティスト・モウディ)」・・・ほとんどが存命中に絵が売れず悲劇的な最後を迎えたパリの画家達に纏わる話を織り交ぜた【推理小説】です。

著者の作品、初めて読みました・・・2007年に『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』で「第36回メフィスト賞」を受賞してデビューとの事です。
残念ながら、本作を読んだ後に一作目も読みたいとは思わなかったのですが・・・。

 正直、文章および内容が【おカタイ】・・・。

 捻りがなく「そのまま」で手を伸ばし辛い「タイトル」通り【パリの画家達】についての《知識》が散りばめられています。(そこはタイトルおよび背面のあらすじ説明から想定通り)
読んでいて私も名前だけ聞いた事がある、または表紙の絵にて「ああ、この絵見た事がある。」と思った作品もあります。(表紙の絵に気づくのが遅れました・・・読んでいてさすがに文章だけでは絵の内容は伝わらないと思っていたら。)
 上記の《知識》だけなら、タイトルからある程度「覚悟」があったのですが、事件が発生し主な「視点」となる警察の組織・捜査方法・鑑識についての【薀蓄(うんちく)】にて文章の大部分が占められてくると・・・ちょっと辟易です。
丁寧な説明だなとは思うのですが、正直そのような内容に大部分を割かれると・・・登場人物達のやり取りも「カタイ、カタイ」。

 一番「残念」に感じたのが・・・【密室】。
まあ、本作は【密室トリック】よりも比重が置かれているモノがあるのであまり声高に言うことではありませんが、「読者への挑戦状」を挟んでいるわりにはあまりにも・・・。

 自室でナイフで一突き、窓に外には飛び降りたと思われる足跡が・・・。
 ただし、窓には閂(かんぬき)鍵がかかっており、しかも被害者の血が塗り籠められていて。(もちろんドアは施錠。)

終盤までは上記【謎(トリック)】で引っ張ってきたのに、ちょっと納得できない【解答】でした。

 さて、最後にどんな画家について記載されているか少しだけ・・・

■モディリアーニ
■ハイム・スーチン
■ジュール・パスキン
■キスリング
■ユトリロ
■藤田嗣治
■佐伯祐三

(記:スッタコ小僧)

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