【書籍】『精霊の守り人(もりびと)』読破
「上橋菜穂子」著、絵「二木真希子」さんの【ファンタジー小説】、読み手に大人を意識して漢字を増やした軽装版を読みました。
丁度、アニメ化作品を見ていた事もあり古本屋で見かけて「原作はどんな感じ?」と興味を持ち、購入しました。
アニメも来月(6月)発売のDVDにて【最終回】を迎えるようなので「アニメの【最終回】を見終わってから、読もう。」と思っていたのですが・・・。
前半、ちょっとだけ読むつもりが(ボリュームの関係もありますが)一気に読んでしまいました。
アニメ化作品は、原作に対してエピソードを追加し大きくボリュームアップしているので、結末を読んでしまいましたが「アニメではどんな戦い・最後を・・・」と逆に期待度がアップ、来月の楽しみが増加しました。
さて、本作品ですが《無駄を省いたスッパリ・切れ味の鋭くスピード感溢れる内容》となっています。
アニメ化作品との比較による影響が大きいのですが、上記が一番の印象です。
良くこの内容で一冊に収まったなあと思います・・・《無駄を省いた・・・》と記載しましたが、「過不足がない・十分な」内容となっています。
精霊の卵を産み付けられた第二皇子「チャグム」・皇子を守る女用心棒「バルサ」、帝からの追手「狩人」との死闘・逃亡劇から、卵喰い「ラルンガ」と死闘・・・その世界感の説明、人物達の関連などなど何冊に渡ってもおかしくない内容を【この一冊】に。
アニメ化作品を見ずに本原作を先に手に取っていたら・・・描かれている世界(土地)の色々な伝承・逸話・伝統・習慣が最後に巧みに収束する点に【脱帽】です。(アニメと違い、収束するまで時間が空かなかった分、驚きも大きかったです。)
※アニメはアニメで色々、アレンジで楽しめます・・・「さすがNHK?」、登場人物全員が【良い人】になっています。個人的には【鍛冶屋】の追加が大成功だと思います。
同古本屋にて続編『闇の守り人』も手に入れています・・・養父「ジグロ」の汚名を雪ぐため、故郷「カンバル」に帰ってきた「バルサ」、楽しみです。
(記:スッタコ小僧)
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