【書籍】『陰からマモル!(12)最後にマモル!』読破
「阿智太郎」著、【ラブコメ】シリーズの完結編です。
四百年前、お殿様の命令により蒟蒻作りの名人の家を代々守るように仰せつかった忍者『陰守一族』・・・。
『おとなりを 守り続けて 四百年!』
色々と主人公「陰守マモル」に好意を持つ女の子が多数増えて、そしてヒロインでもあり守る対象でもある「紺若ゆうな」との関係も最後はどうなるのかと期待を寄せつつ読んだ最終巻です。
まさか、【タイムスリップ】を持ってくるとは思いませんでした・・・完全に意表を突かれました。
初めは「何で」と思ったのですが、私は忘れてしまっていましたが「第7巻」でのエピソードで既出だったとは・・・。(既出と知り、若干、【違和感】は減りましたが。)
映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』[映画]をご存知の方にはちょっと(展開が)【類似】しすぎて、【新鮮味】が感じられない内容なのですが、
1)しっかり者の「ゆうな」
2)ダメダメになってしまった「マモル」
の登場が楽しめます。
また、二人の今までとは違った【やり取り】も楽しめます。(上記2は私としては、あまり見たくなかったなあとも思いますが、最後の大盛り上がり前の・・・と思えば。)
最後はやはり、いつもの【終わり方】・・・【大団円】ですが、ちょっと《物足りない》かなあ(「マモル」と「ゆうな」の二人の進展を考えると)、まあでもこの【終わり方】が著者のシリーズ「らしい」といったら「らしい」のですが・・・。
初め本シリーズを読んだ時は、良くある【忍者】をモチーフにした作品かと正直、食傷気味に感じました。
でもいつも【吸血鬼】・【狼男】などモチーフとしては珍しくないものを色々とアレンジして楽しませてくれるのが、「阿智太郎」氏。
「阿智太郎」氏独特というか「コテコテ」の【笑い】および【恋愛】展開にて、「やっぱり面白いなあ・・・。」と今までの「阿智太郎」作品と同様にずっとシリーズを読み進める事が出来ました。
(記:スッタコ小僧)
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