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2008年3月24日 (月)

【書籍】『QED~flumen~九段坂の春』読破

 「高田崇史」著、『QED』(quod erat demonstrandum:証明終わり)シリーズ・・・【推理小説】です。
本作は長編ではなく、四編の短編集です。
シリーズ定番の登場人物達が昔(学生時代)に遭遇した事件を扱っています。
遭遇とは行かないまでも、その後の出会いを予想させる展開も盛り込まれていて、読んでいると「ニヤリ」とさせてくれます。

 本シリーズの見所は何と行っても色々な事柄(歴史など)について、【裏に隠された】または【別方面/別視点での】《解釈》または《知識》を与えてくれる点です。
「なるほどこんな見方(解釈)ができるのか、そう言われると・・・」などなど。
本シリーズを読むと「住んでいる日本について、自分はあまり物を良く知らないなあ・・・」と毎度の事ながら感じます。

 本作は短編集との影響もあるかも知れませんが、上記《知識面》は一つに集中していないため、若干【弱い】作品となっています。
逆に《とっつき易さ》がありました・・・大河ドラマで有名になった「武田信玄」の軍師「山本勘助」についての解釈など、時流に合わせた知識も披露してくれています。

 【推理小説】として読むと若干、《首を捻る》作品となっていますが(前作『河童伝説』が幾分、良かったため残念)、本シリーズの【入門編】としたら適切な作品なのではと思いました。
まあ、登場人物が分からない点はマイナスとなりますが、一作目の『百人一首の呪』よりは手をつけ易い作品と思います。

 さて内容について少し・・・

■「九段坂の春」:「桑原崇」学生時代の【恋】
■「北鎌倉の夏」:「棚旗奈々」学生時代の【恋】
■「浅草寺の秋」:「小松崎良平」学生時代の【恋】
■「那智瀧の冬」:「御名形史紋」学生時代の・・・単に事件に遭遇・解決

の四編となっております。いずれも「ほろ苦い(省略)・・・。

表.『QED』シリーズ
NO 作品名
01 QED 百人一首の呪
02 QED 六歌仙の暗号
03 QED ベイカー街の問題
04 QED 東照宮の怨
05 QED 式の密室
06 QED 竹取伝説
07 QED 龍馬暗殺
08 QED~ventus~鎌倉の闇
09 QED 鬼の城伝説
10 QED~ventus~熊野の残照
11 QED 神器封殺
12 QED~ventus~御霊将門
13 QED 河童伝説
14 QED~flumen~九段坂の春

『千葉千波の事件日記』シリーズはパズルが得意ではないため、あまり・・・。
でも、酔って名推理を働かせる『麿の酩酊事件簿』シリーズは大好きなのですが・・・最新刊が全然出ていない。

(記:スッタコ小僧)

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