【書籍】『不気味で素朴な囲われた世界』読破
「西尾維新」著の【青春(?)学園ミステリー】です。
ただし、【青春学園】といっても「爽やか」ではなく、最後はタイトル通り・・・。(序盤はオモシロ可笑しい個性的な「奇人」達の登場にて和やかムードですが・・・。)
《日常》に退屈して、《非日常》と渇望する【主人公】・・・。
その《願い》は「殺人」事件という【異常】にて叶えられてしまいます。
できれば序盤の「学園」、【平和】部分にもっとボリュームが欲しかったと個人的には思います。
事件が起こってからはまさに「ジェットコースター」のように一気に展開が猛スピードで進んで一気に読み終わってしまった・・・との印象が強いので。
相変らず名前も含めて【登場人物】・【会話】・【妄想/想像(?)】が面白い・・・。
今回は《トリック》をいやに淡白に解決していましたが、私には十分納得の【謎】でした。
なのに、小説内の人物の台詞にて
「犯行(トリック)」を【幼稚】、「犯人」も「探偵」も【素人】だから
などと「推理部分・謎部分が弱いのは・・・」との弁解(?)・理由とも取れる記述が多々見られたのは「ちょっと・・・」と思いました。
(記:スッタコ小僧)
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