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2007年12月29日 (土)

【書籍】『化物語[上][下]』読破

 「西尾維新」著の【怪異小説】です。(タイトルと序盤の展開のみでは・・・全体では・・・。)

 『化(バケモノ)物(ガタリ)』と読みます。

 上記【妖怪(怪異?)小説】の記載とタイトルから分かるように本書の記載では【怪異(かいい)】をテーマにした内容となっています。

 恐ろしい/暗い話かと思いきや・・・。

 最近、いわゆる【怪異≒(妖怪,妖,モノノ怪?)】をモチーフにした作品をジャンルを問わずよく見かけるようになっています。
 まず驚いたのが

1)色々な解釈があること
2)様々な種類・知識があること

です。 
 特に上記1)では【怪異】が同じものでも「その姿態(描写)」が色々異なる点に吃驚しました。
《人間が想像を膨らまして、生み出したもの》との解釈もあることから、【人によってその見え方は千差万別】とのことでしょうか。

と<前置き>はこれくらいです。

 なんといっても本書の醍醐味は、登場する【女の子】達です。
悪い意味ではないのですが、ハッキリ言って【ギャルゲー顔負け】です。

 本書は、上記【女の子】達との【会話】(著者の言うところの掛け合い)で成り立っています。
前述の【怪異】の著者なりの解釈(?)およびトリックも面白いのですが、登場人物達の【会話】(台詞)が群を抜いて面白い・・・。

 昔のゲーム『QUIZなないろDREAMS 虹色町の奇跡』(※)などの一部の人にしか分からないであろうネタも出てきますが、個人的にはどの会話内容も《ツボに嵌りました。》

 本書の構成的には中編の集まり、内容的には繋がっていきます。
 各話は基本的に個々の【女の子】をメインに展開し、どんどん【女の子】が増えてきて・・・最後はプチ《ハーレム》状態です。
 ただ、主人公の彼女が【最強】なので・・・。

 気楽にサクサク読める作品です。
 著者は時間があったので「趣味」「手遊び」の作品だったと記載していますが、続巻が出ることを願います。(本巻で余韻を残し終わるのも綺麗ですが、まだ【謎】部分もありますので。正直、またこの「掛け合い」を楽しみたいです。)

※私は「セガサターン」でプレイしました。目押しルーレットが熱いゲームです。格闘ゲーム以外で珍しく全キャラクリアしたゲームです。

(記:スッタコ小僧)

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