【書籍】『UFO大通り』読破
「島田荘司」著の『御手洗潔』シリーズ、中編を2編収録している推理小説です。
タイトルから分かるように今回の事件には、「UFO」・「宇宙人」が絡んできます。
どちらかというと「宇宙人」の方がメインですが…。
死因が分からない死体が密室で発見されます。
しかも遺体は「白いシーツ」に包まれ、天井からは「ガムテープ」が多数ぶら下がっているとの異常な状況です。
その後、近所の【お婆さん】が家の前の通りを宇宙人が通過、近くで宇宙戦争を実施していたとの証言を…しかもテレビ番組で。
その通りが「UFO大通り」…。
【お婆さん】は前述の発言により、息子夫婦に老人ホーム(施設)への移動を迫られることになります。
上記を受けて、【お婆さん】に懐いている小学生達の1人、少女が横浜(関内)の「御手洗潔」の元へ訪れて・・・。
表題作『UFO大通り』の概要は上記の通り。
さて、この荒唐無稽な事件に論理的な説明ができるのか…。
私は「宇宙人」部分の謎については、他の推理小説で類似の【解答】を持つ作品を読んでいたことから、当初から予想がついてしまいました。
ただ、遺体(被害者)の状態の謎・死因についての謎解き部分は楽しめました。
若干、解答に辿り着くにはある知識がいりますが、私はいくつか知っていたので【そんなに突拍子もない解答】には感じませんでした。
収録されているもう一編の作品は『傘を折る女』です。
どしゃぶりの中、さしてきた傘をわざと車に轢かせて曲がらせ、濡れて帰っていった女性の謎について、「御手洗潔」が珍しくその推理過程を説明しながら解答します。
ちょっとその結論に辿り着かせるには無理をしているな
と思う部分もありましたが。
あっという間に解決、あとは犯人の情景/心理描写のみ…つまらないなあと思っていたら、一捻りありました。
『UFO大通り』と一冊になっているのも納得です。(ネタバレになってしまうかな…これぐらいは大丈夫と思いますが。)
(記:スッタコ小僧)
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