【書籍】『聖女の塔 建築探偵桜井京介の事件簿』読破
「篠田真由美」著の『建築探偵シリーズ』・推理小説です。
本書の「あとがき」から、後【数冊でシリーズ終了】・・・残念です。
本作は、「桜井京介」に【悪意/殺意】が向けられて周到に計画された犯罪が実行されるため、全体を通して緊迫感溢れる作品になっています。
ただ、【古き良き謎/トリック】は出てこないので、まあ「謎解き」部分では、少し消化不良ですが・・・。
また、「桜井京介」側の登場人物が全体的に「京介」および「蒼」のみとシリーズ通して定番の人物について出番が少なく、少し残念に感じました。
『建築探偵シリーズ』・・・全て読んでいるのですが、「トリック・謎」にて印象に残っている部分は少ないです。
けれども、各登場人物については期間が空いても、(本作を読んでいる時も感じたのですが)シリーズ作品を読めば「すんなり入っていける」ので、人物・全体的な設定・雰囲気は【インパクト】があるのでしょう。
今回は、【カルト教団】が相手となります。
「京介」と「蒼」はそれぞれ別方向(きっかけ)から、事件に関わる事になり・・・。
『建築探偵シリーズ』と銘打っていますが、本シリーズで何か「建築」に関する薀蓄が身に付いたと感じたことはありません。
ただ今回は、上記【カルト教団】に関わる知識(過去の現実の事件など)を得ることができました。
あまり「篠田真由美」著の作品にて、【知識を得る】といった経験の印象がないのですが・・・今回は違いました。
読了後、すぐに感想を書いているからかもしれません。
NO | 作品名 |
01 | 未明の家 |
02 | 玄い女神 |
03 | 翡翠の城 |
04 | 灰色の砦 |
05 | 原罪の庭 |
06 | 美貌の帳 |
07 | 桜闇 |
08 | 仮面の島 |
09 | センティメンタル・ブルー |
10 | 月蝕の窓 |
11 | 綺羅の棺 |
12 | angels 天使たちの長い夜 |
13 | Ave Maria |
14 | 失楽の街 |
15 | 胡蝶の鏡 |
16 | 聖女の塔 |
(記:スッタコ小僧)
« 【映画】『ゲゲゲの鬼太郎』を見た | トップページ | 【アニメ・ゲーム】11月3日(土)~11月6日(火)雑記 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『ポジオリ教授の事件簿』読破(2022.08.07)
- 【書籍】『踊る骸 エリカ&パトリック事件簿』読破(2022.08.07)
- 【書籍】『終わりなき夜に生まれつく』再読(2022.07.25)
- 【書籍】『ねじれた文字、ねじれた路』読破(2022.07.25)
- 【書籍】『心霊探偵 八雲 11 魂の代償』『心霊探偵 八雲 12 魂の深淵』読破(2022.07.24)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 【書籍】『聖女の塔 建築探偵桜井京介の事件簿』読破:
» 仮面の島〈建築探偵桜井京介の事件簿〉 [忍者大好きいななさむ書房]
仮面の島〈建築探偵桜井京介の事件簿〉 [続きを読む]
» 仮面の島〈建築探偵桜井京介の事件簿〉 [ロドリゲスインテリーン]
仮面の島〈建築探偵桜井京介の事件簿〉 [続きを読む]
« 【映画】『ゲゲゲの鬼太郎』を見た | トップページ | 【アニメ・ゲーム】11月3日(土)~11月6日(火)雑記 »
コメント