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2007年10月12日 (金)

【書籍】『99%の誘拐』読破

 「岡嶋二人」著の推理小説です。
 題名にある通り、「誘拐事件」がテーマとなっています。

 「岡嶋二人」氏は名前から連想できるように【共作筆名】です。
 著者の作品は、本に記載されている作品リストを見るかぎり2~3冊しか読んでいません。
 また、コンビ解消後の「井上夢人」著作品で読んだのは1冊程度だったと記憶しています。
 上記の読んだ作品全てについて、題名および内容すら定かではありません。
 あまり記憶・印象に残らない作品ばかりだったのかと本作もあまり期待せずに手にとったのですが・・・。
 (ただ、「第十回吉川英治文学新人賞受賞作!」との記載に釣られた感じもあります。)

 読み始めたら序盤から読むのが止まりませんでした・・・続きが気になって、気になって。

 事件の関係/移動場所が日本列島の南や北の全土に渡るため、日本地理に疎く地名が分からず若干、困りましたが・・・。(事件の謎解明にはあまり影響はないのですが、やはり何処か分からないと気になるので私は日本地図を引きました。私はあまり旅行もせず、車もペーパーなので一般の方より知識が劣っているので、あまり当てにならない感想部分です。)

 本作のあらすじは以下の通りです。
~~

 余命幾ばくもない男性が、病床で息子が誘拐された事件を綴った手記を残して生涯を終えました。
 息子は無事帰ってきているのですがその身代金のため、その後の人生が変わりました。
 手記には恨み言ではなく、事件に顛末が克明に記されています。
 身代金は残念ながら奪われましたが、息子は帰ってきました・・・。

 それから20年後・・・。
 新たな誘拐が発生します。
 その手口は、《コンピュータによって制御》された【完全犯罪】です。

~~

 上記の魅力はなんといっても「あらすじ」《》部分の【犯行の手口】です。
 犯行方法について最後にいくつか不明点の謎解きはあるのですが、

 【本作は、犯人の視点でも描かれ、犯人は読者に初めから明かされています。】

 従って、本書の醍醐味は【犯行の手口】と警察・コンピュータのエキスパートとの頭脳戦による【緊迫感】です。
 
 同様の正体が読者にばれている(明かされている)犯人からの視点で描く作品として私の印象に残っているのが、「シェイマス・スミス」著の『Mr.クイン』です。
 ただ、上記作品は今まで私が読んだ作品と【視点が違う】という面で強烈な【インパクト】を与えました。(もちろん、内容/展開も面白かったのですが・・・。)

 本書は、

■前述の独創的な【犯行の手口】
⇒斬新さ(本書で使われている技術は今では少し古くなっていると思いますが・・・逆に懐かしい感じがします。)
■(本書の大部分が)【発生中の誘拐事件の推移】で締めている
⇒緊迫感

 の【ダブルインパクト】を与えてくれます。 

(記:スッタコ小僧)

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