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2007年7月27日 (金)

【映画】『墨攻』を見た

 「アンディ・ラウ」主演の【○○映画】です。【○○映画】部分は、いつも「アクション映画」「SF映画」などを記載するのですが・・・・・・。

 公開当時のテレビCMでは【一人の戦略家 VS 十万人の敵】が強調されていて、ド派手な戦闘シーンをメインに宣伝されていました。
 【少人数 VS 大軍】のモチーフは、最近では『300』に「お株」を奪われている感じがしますが、あちらが【肉体(肉弾戦)】がメインになっている(※)のと比較し、こちらは【知略戦】、その【智謀を楽しみ】にして視聴しました。

※ 『300』は見ていません。ただ、周りの話を聞く限り(とにかく)「マッチョ」と・・・。なので当たっていると思いますが。

 実際に本作の内容(あらすじ)も、舞台は「春秋戦国時代」、大国(?)の「趙」と「燕」に挟まれた「梁」はその位置(拠点の重要性)から「趙」に侵攻されることになります。
 そこで、「非攻」と「兼愛」を掲げる「墨家」と呼ばれる集団に助けを求めるのですが・・・・・・。

 「梁」へ助けに現れたのは「アンディ・ラウ」演じる「革離」(かくり)の一人だけです。
 「墨家」は「非攻」を掲げているように自ら攻め入らずに只管、防御に回ります。
 十万人の「趙」軍に囲まれた「梁」城での攻城戦が、アクションシーンのメイン舞台となっています。

 前述のように大軍相手にどのような【知略・智謀】にて対決するのかに「ワクワク・ドキドキ」しながら見ていたのですが・・・・・・。

 「えっ、これが【知略・智謀】ですか?」

 と疑いたくなる程、「普通の攻城・籠城の戦い」となっていました。

 私があまりに「奇抜・奇想」な作戦を期待してすぎていたのでしょうか。

それを差し引いても、迫力のない地味な攻城・籠城が繰り広げられます。(テレビCMの放映シーンが本当に派手なシーンを集めた全てです。)
 戦争映画に「爽快感」を求めるとは不謹慎ですが、当初の私は、本作は【(戦争)アクション映画】として「一人が大軍を相手に勝つ!⇒爽快感」と「どのように勝つかのか?⇒謎」を求めて見たかった作品でした。
 実際、見た感想は前述のように両期待は、裏切られました。

 本作品が悪いのではなく、公開当時のテレビCMの影響(印象)に原因があったのでしょう。

 見終わった後の感想として、本作はどちらかと言うと「アクション」寄りではなく、「戦争の中の人間模様」に主眼をおいている気がします。
 敵の武将も憎めない人物が多く、逆に味方(「梁」の国)の方に憎むべき人物が多かったりします。

 戦争で苦しむのは【民】であり、【国】よりも【家族】を守るため「逃亡」・「裏切り(間諜)」を行う人間模様が随所に描かれています。
 勝利し続け【民】の多大な信頼を得た主人公「革離」に嫉妬する権力者、逆に「革離」の思想に惹かれる権力者も描かれ、「人間の弱さ・性(さが)」などについて考えさせようとしている作品のように思われます。

 この映画で描きたかったのは、前述のような【戦争アクション】ではなく「戦争の悲惨さ」および「人間性(人間の強さ・弱さ)」なのではないでしょうか。
 とすると本作品は【戦争アクション映画】ではなく、【戦争の悲惨さ・戦争人間模様を描いた映画】と言うのがより近いと私は感じています。

 従って、テレビCMに影響された私のように【アクション】・【知略・智謀】を期待して本作品を視聴しては駄目です。

 また、本作の中で「純愛」を描いていますが、これは冗長と感じました。

 原作はコミックと聞いています。某テレビ番組にて「アンディ・ラウ」が映画の番宣をしているときに原作のコミックが好きだと話していたような記憶があります。
 原作コミックを読んでないので分かりませんが、原作もやはり主人公の【知略・智謀】よりも【戦争の悲惨さ・戦争人間模様を描いた映画】を描いた作品なのでしょうか。
 コミックの長さは分かりませんが、長編であれば上記を主眼として納得の行く作品となることも可能でしょう。
 ただ、映画・2時間との短時間で上記テーマを描ききるのは相当、無理があるような気がします。
 そこで、【一人の戦略家 VS 十万人の敵】を強調、ド派手なアクションシーンを持ってきたのだと思いますが、結局、完成した作品は《中途半端な》(印象を与える作品に留まっている)結果となっている気がします。

(記:スッタコ小僧)

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