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2007年6月16日 (土)

【書籍】『御手洗潔 対 シャーロック・ホームズ』読破

 題名に「御手洗潔」とありますが「島田荘司」氏の作品ではなく、「柄刀一」著のパスティーシュ作品集です。

 読んだ感想(結論)を言うと、正直「御手洗シリーズ」としてはがっかりしました。

 「シャーロック・ホームズ」は私は残念ながら、小説ではなくNHKで放送していた海外ドラマで入門した者ですので、なんとも言えません。

 ただ、ドラマは見ていて続きがどうなるのかとても知りたく「ドキドキ」して見ていたと記憶していますが、本作品は続きを読むのが辛かったです。最後は、あと数十頁なのでがんばって読もうの作業となっていました。

 前述で「作品集」と書いているように5編収録されているのですが、そのどれもが特に驚くようなトリックではありませんでした。

 本表紙裏の収録作のあらすじを見て、とても不可思議・幻想的でどんなトリックが裏に潜んでいるんだろうととても期待して読み進めていたのに・・・・・・。

 私は「柄刀一」氏の作品は数冊読んではいるのですが、正直、そのどれもがいい印象を持っていません。というか、トリックおよび犯人についても覚えているものがありません。それほど、印象がないものばかりだったのでしょう。

 ただ、作品名だけは壮大・魅力的で、期待して読んだ後、いつもがっかりしていた記憶だけは脳裏にこびりついています。

 「柄刀一」氏の作品の中でも『奇蹟審問官アーサー』という作品は、キャラが良かったのかそれとも世界感・設定が良かったのか、シリーズの続きが読みたいなと思ったことはあります。

 何が合わないのだろうと考えると、一番の問題は文章から現場の情景が浮かんで来ない点です。

 左右、東西南北など方向・方角の説明に私がついていけなくてゴッチャになるのか、犯罪現場が描写されていても、家具、死体などの配置が全く浮かんでこない=読んで分からない。

 上記より、現場の何某かの配置にトリックがあったとして、全然感銘を受けない結果となります。

 読み方が足りないでしょうか、でも他の推理小説を読んで、「柄刀一」氏の作品を読んでいる時みたいに困ったことはありません。

 一度、犯行現場の挿絵つきで、文章を読んだら、癖というか著者の描写が分かるようになるのでしょうか。

~~~~ 

 前述したように本作には5編が収録されており、内2編が「書き下ろし」です。

「」内が収録作、()内で記載している作品に既に発表した作品を本作にまとめています。

1)「青の広間の御手洗」 

(『御手洗潔攻略本』島田荘司責任編集)

⇒最初に持ってきた話なのに謎解きなし・・・・・・。初めから不安を覚えました。

2)「シリウスの雫」 

(『御手洗パロディ・サイト事件 (下)』島田荘司)

⇒『御手洗パロディ・サイト事件 (下)』は読んだはずなのに、全く本編については、内容を覚えていませんでした。

3)「緋色の紛糾」

(「贋作館事件」芦辺拓編)

4)「ボヘミアンの秋分」

(書き下ろし)

⇒「醜聞」の間違いではありません。

5)「巨人幻想」

(書き下ろし)

 全体的に「御手洗潔」と比較すると「シャーロック・ホームズ」を皮肉っていると私が多々感じる部分があるので、「シャーロック・ホームズ」が好きな読者が読むとちょっと気分を害するのではないかと心配しています。(ちょっと大げさかもしれませんが。)

(記:スッタコ小僧)

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